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2026年10月25日日曜日

java script ⇔ python 変換プログラム

実はjava scriptとpythonは相性が良く、お互いに変換しやすいという特性を持っています。その特徴を活かして作りました。一般の方には縁がないかもしれませんが、プログラマーの人にとってはかけがえのないものだと思います。

少々使う方は限定されますが、人によってはなくてはならない存在だと思います。

[説明]java scriptとpythonのプログラムをお互いに変換できるプログラムです[/説明]

できること:PythonとJavaScriptのプログラムを、おたがいの書き方に変換します。自動で直せないところには印をつけ、理由を下に表示します。

使い方:左の欄に変換したいプログラムを貼ると、右に結果が出ます。「逆向きにする」で変換の向きを切りかえられ、「見本」で例を見られます。

注意:自動の書きかえなので、結果は必ず動かして確かめてください。pandasなどのライブラリや、ブラウザの画面操作(document)は、相手の言語に同じものがないため変換できません。入力した内容は、このブラウザの中だけで処理され、外には送られません。

プログラムの書きかえ道具

Py⇄JS 変換器

Python と JavaScript を、おたがいの書き方に変換します。自動で直せないところには印をつけて、理由を下に出します。

変換前(ここに貼りつけ・入力)
変換後

気をつけるところ

押すと、右の画面のその行に移動します。

    対応表(よく使う書き方)

    同じことをするとき、それぞれの言語ではこう書きます。

    やりたいことPythonJavaScriptひとこと
    • 変換は「よく使う書き方」に合わせた自動の書きかえです。結果は必ず動かして確かめてください。
    • Python のライブラリ(pandas など)や、ブラウザの画面操作(document など)は、相手の言語に同じものがありません。
    • Python の結果はこの画面では動かせません。コピーして、パソコンの Python や Google Colab で試せます。
    © 2026 加藤竹志 ・ 入力したプログラムはこのブラウザの中だけで変換され、どこにも送られません。

    Python と JavaScript の変換器の使い方・活用例・よくある質問

    使い方

    1. 左の欄に、変換したいプログラム(PythonかJavaScript)を貼りつけます。入力すると、少し待って、右の欄に結果が自動で出ます。
    2. 向きを変えたいときは、「⇄ 逆向きにする」を押します(Python→JavaScript と JavaScript→Python を切りかえます)。
    3. 「見本」から例をえらぶと、入力欄に例が入ります。基本(合計と平均)、FizzBuzz、クラス、リストと辞書、注意が出る例があります。
    4. 自動で直せなかったところには印がつき、理由が「気をつけるところ」に出ます。押すと、右の画面のその行に移動します。
    5. 結果は「コピー」で取り出せます。変換後がJavaScriptのときは、「結果のJSを実行」で、この画面の中で動かして、出力を見られます。

    こんなときに使えます

    • Pythonで書かれたサンプルを、ウェブページ(JavaScript)で使いたいとき。
    • JavaScriptの書き方を、Pythonの書き方と見くらべながら覚えたいとき(この上の「対応表」が便利です)。
    • 片方の言語しか書けないときに、もう一方の書き方の「たたき台」がほしいとき。
    • 学校や研修で、2つの言語のちがいを説明するとき。

    変換できるものと、できないもの

    よく使う書き方は、おたがいに書きかえられます。たとえば、画面に出す(print / console.log)、変数、文字の中に値を入れる書き方(f文字列 / テンプレート文字列)、条件分岐(if / elif / else)、くり返し(for)、関数(def / function)、短い関数(lambda / アロー関数)、リストの絞りこみと変換(内包表記 / filter / map)、辞書とオブジェクト、クラス、エラーへの備え(try / except と try / catch)、コメントです。

    変換できないものもあります。pandasなどのライブラリや、ブラウザの画面操作(documentなど)は、相手の言語に同じものがありません。setTimeoutのように、書きかえが必要なものは、「気をつけるところ」に注意が出ます。

    どうやって変換しているか

    プログラムをすべて理解して作り直す方式ではなく、よく使う書き方を、決まりにしたがって書きかえる方式です。そのため、よく使う書き方は得意ですが、めずらしい書き方や、複雑な書き方は、うまく直せないことがあります。直せなかったところには、印をつけます。結果は、必ず動かして確かめてください。

    よくある質問

    Q. 入力したプログラムは、外に送られますか。

    A. 送られません。変換は、このページの中(ブラウザの中)だけで行います。

    Q. 「結果のJSを実行」は、安全ですか。

    A. 実行は、画面とは別の「ワーカー」という場所で行うので、このページの画面そのものは書きかえられません(documentも使えません)。ただし、貼りつけたプログラムは、そのまま動きます。内容が分かるものだけを実行してください。3秒たっても終わらないときは、自動で止めます。

    Q. Pythonの結果も、この画面で動かせますか。

    A. 動かせません。Pythonの結果は、コピーして、パソコンのPythonや、Google Colab(ブラウザで動くPython)などで試してください。

    Q. 変換した結果が、うまく動きません。

    A. まず「気をつけるところ」を見てください。印がついた行は、人の手で直す必要があります。自動の書きかえなので、結果は必ず動かして確かめてください。

    Q. PythonとJavaScriptで、まちがえやすいところは?

    A. たとえば、等しいかの比べ方(JavaScriptは=を3つ書くのが安全)、切り捨てのわり算(Pythonの//は、JavaScriptではMath.floor)、からっぽのリスト(Pythonでは「からっぽ」あつかいですが、JavaScriptの[]は「ある」あつかい)、いちばん後ろの要素(Pythonはitems[-1]、JavaScriptはitems.at(-1))、joinの書き方の順番(逆になります)などです。この上の「対応表」にまとめています。

    ほかのプログラムは、トップページの一覧からどうぞ。入力したプログラムの扱いについては、プライバシーポリシー・免責事項もご覧ください。


    JavaScriptとPythonの書き方のちがい(くわしい解説)

    JavaScriptとPythonは、どちらも人気のあるプログラミング言語です。やりたいことは同じでも、書き方の決まりや、ふつうの動き方に、ちがいがあります。この記事では、2つを見くらべて、まちがえやすいところを、実際に動かして確かめた結果といっしょに説明します。このプログラムを使うときの、注意点にもなります。

    まず結論:ちがいは「書き方」と「動き」の2種類

    2つの言語のちがいは、大きく2種類に分けられます。

    1. 書き方のちがい。波かっこ { } を使うか、字下げ(インデント)を使うか、などです。見た目のちがいなので、決まりどおりに書きかえれば、同じ動きになります。
    2. 動きのちがい。同じ式に見えても、結果がちがうものです。たとえば、-7 % 3 の答えは、JavaScriptでは -1、Pythonでは 2 です。書きかえただけでは気づきにくいので、まちがいの元になります。
    この記事の結果は、Node.js 22 と Python 3.13 で、実際に動かして確かめました。JavaScriptの結果は、Node.js での表示です。ブラウザの画面では、見た目が少しちがうことがあります。

    書き方のちがい(見た目)

    まず、見た目のちがいです。よく使うものを、JavaScriptとPythonで並べます。画面の幅がせまいときは、上下に並びます。「//」と「#」から後ろは、コメントです。ここでは、動かしたときの結果を書いています。

    変数と、画面に出す

    JavaScript

    let count = 1;
    const name = "たま";
    console.log(name);    // たま
    console.log(count);   // 1

    Python

    count = 1
    name = "たま"
    print(name)    # たま
    print(count)   # 1

    JavaScriptは、let(あとで変えられる)や const(変えない)をつけて、変数を作ります。Pythonは、そのような言葉をつけません。画面に出すのは、JavaScriptが console.log、Pythonが print です。

    条件で分ける(if)と、かたまり

    JavaScript

    const n = -5;
    if (n > 0) {
      console.log("プラス");
    } else if (n < 0) {
      console.log("マイナス");
    } else {
      console.log("ゼロ");
    }

    Python

    n = -5
    if n > 0:
        print("プラス")
    elif n < 0:
        print("マイナス")
    else:
        print("ゼロ")

    JavaScriptは、かたまりを { } で囲み、文の終わりに ; をつけます。Pythonは、行の終わりに : を書き、次の行から字下げで、かたまりを表します。字下げは、スペース4つが基本です。Pythonでは、字下げがそろっていないと、エラーになります。「else if」は、Pythonでは「elif」と書きます。

    くり返す(for)

    JavaScript

    for (let i = 0; i < 3; i++) {
      console.log(i);
    }

    Python

    for i in range(3):
        print(i)

    どちらも、0、1、2 と出ます。Pythonの range(3) は、「0から数えて3個」という意味です。

    関数

    JavaScript

    function add(a, b) {
      return a + b;
    }
    const add2 = (a, b) => a + b;
    console.log(add(2, 3));    // 5
    console.log(add2(2, 3));   // 5

    Python

    def add(a, b):
        return a + b
    
    add2 = lambda a, b: a + b
    print(add(2, 3))    # 5
    print(add2(2, 3))   # 5

    関数は、JavaScriptが function、Pythonが def で作ります。短い関数は、JavaScriptでは「アロー関数」(=>)、Pythonでは lambda と書きます。

    真・偽と、「かつ・または・ではない」

    JavaScript

    console.log(true && false);   // false
    console.log(true || false);   // true
    console.log(!true);           // false

    Python

    print(True and False)   # False
    print(True or False)    # True
    print(not True)         # False

    真と偽は、JavaScriptが true と false、Pythonが True と False です。Pythonは、頭が大文字です。小文字で true と書くと、エラー(NameError)になります。「ない」を表す言葉は、JavaScriptが null と undefined の2つ、Pythonは None だけです。

    文字の中に、値を入れる

    JavaScript

    const name = "たま";
    console.log(`${name}さん、こんにちは`);   // たまさん、こんにちは

    Python

    name = "たま"
    print(f"{name}さん、こんにちは")   # たまさん、こんにちは

    JavaScriptは、バッククォート( ` )で囲んで、${ } の中に書きます(テンプレート文字列)。Pythonは、引用符の前に f をつけて、{ } の中に書きます(f文字列)。

    リスト(配列)と、辞書(オブジェクト)

    JavaScript

    const colors = ["赤", "青"];
    colors.push("緑");
    console.log(colors);     // [ '赤', '青', '緑' ]
    const cat = { name: "たま", age: 3 };
    console.log(cat.name);   // たま

    Python

    colors = ["赤", "青"]
    colors.append("緑")
    print(colors)            # ['赤', '青', '緑']
    cat = {"name": "たま", "age": 3}
    print(cat["name"])       # たま

    JavaScriptの「配列」は、Pythonの「リスト」にあたります。JavaScriptの「オブジェクト」({ })は、Pythonの「辞書」(dict)にあたります。追加は、JavaScriptが push、Pythonが append です。辞書の中身は、JavaScriptでは cat.name、Pythonでは cat["name"] で取り出します。

    長さ・つなぐ・分ける・大文字

    JavaScript

    console.log([1, 2, 3].length);       // 3
    console.log([1, 2, 3].join(", "));   // 1, 2, 3
    console.log("a,b,c".split(","));     // [ 'a', 'b', 'c' ]
    console.log("abc".toUpperCase());    // ABC

    Python

    print(len([1, 2, 3]))               # 3
    print(", ".join(["1", "2", "3"]))   # 1, 2, 3
    print("a,b,c".split(","))           # ['a', 'b', 'c']
    print("abc".upper())                # ABC

    Pythonの join は、つなぐ文字(", ")のほうから書きます。JavaScriptと、順番が逆です。また、Pythonの join は、文字だけをつなげます。数のリストは、先に文字に直す必要があります。

    リストの絞りこみと、変換

    JavaScript

    const nums = [1, 2, 3, 4];
    console.log(nums.map(x => x * 2));            // [ 2, 4, 6, 8 ]
    console.log(nums.filter(x => x % 2 === 0));   // [ 2, 4 ]

    Python

    nums = [1, 2, 3, 4]
    print([x * 2 for x in nums])             # [2, 4, 6, 8]
    print([x for x in nums if x % 2 == 0])   # [2, 4]

    JavaScriptは、map や filter を使います。Pythonでは、[ ... for x in ... ] と書く「内包表記」が、よく使われます。

    そのほかの、よく使う書き方です。

    • コメントは、JavaScriptが // と /* ... */、Pythonが # です。
    • エラーへの備えは、JavaScriptが try / catch、Pythonが try / except です。
    • 値の種類を調べるのは、JavaScriptが typeof、Pythonが type() です。
    • リストの中身を順に取り出すのは、JavaScriptが for (const x of items)、Pythonが for x in items です。

    同じに見えて、結果がちがうところ

    ここからが、この記事のいちばん大事なところです。見た目は同じ(または似ている)のに、結果がちがうものを、動かした結果といっしょに並べます。エラーになるときは、「エラー」と書いています。

    数のあつかい

    わり算

    JavaScript

    console.log(7 / 2);               // 3.5
    console.log(6 / 3);               // 2
    console.log(Math.floor(7 / 2));   // 3
    console.log(Math.floor(-7 / 2));  // -4

    Python

    print(7 / 2)       # 3.5
    print(6 / 3)       # 2.0
    print(7 // 2)      # 3
    print(-7 // 2)     # -4

    Pythonの / は、割り切れても、小数(2.0)になります。切り捨てるわり算は、Pythonが //、JavaScriptが Math.floor(…) です。Pythonの // は、小さいほうへ切り捨てます。-7 // 2 は -4 で、Math.floor(-7 / 2) と同じです。(0のほうへ切り捨てる Math.trunc(-7 / 2) は -3 です。)

    あまり

    JavaScript

    console.log(-7 % 3);    // -1
    console.log(7 % -3);    // 1

    Python

    print(-7 % 3)    # 2
    print(7 % -3)    # -2

    あまりの符号が、ちがいます。JavaScriptは、割られる数(-7)の符号にそろえます。Pythonは、割る数(3)の符号にそろえます。割る数がプラスのとき、JavaScriptでPythonと同じ答えにするには、((n % d) + d) % d と書きます。

    丸め

    JavaScript

    console.log(Math.round(2.5));    // 3
    console.log(Math.round(3.5));    // 4
    console.log(Math.round(-2.5));   // -2

    Python

    print(round(2.5))    # 2
    print(round(3.5))    # 4
    print(round(-2.5))   # -2

    ちょうど .5 のとき、Pythonは、偶数のほうに丸めます(2.5は2、3.5は4)。JavaScriptは、大きいほう(プラス無限大の向き)に丸めます(2.5は3、-2.5は-2)。

    大きな整数

    JavaScript

    console.log(2 ** 53 + 1);       // 9007199254740992
    console.log(2n ** 53n + 1n);     // 9007199254740993n

    Python

    print(2 ** 53 + 1)       # 9007199254740993

    JavaScriptのふつうの数は、9007199254740991(2の53乗 - 1)をこえると、整数を正確に表せないことがあります。ここでは、+ 1 が消えて、9007199254740992 のままです。もっと大きな整数には、BigInt(数のあとに n をつける)を使います。Pythonの整数は、大きくなっても正確なままです(メモリの許すかぎり)。

    小数の誤差(これは、同じ結果です)

    JavaScript

    console.log(0.1 + 0.2);   // 0.30000000000000004

    Python

    print(0.1 + 0.2)         # 0.30000000000000004

    「0.1 + 0.2 が、ぴったり 0.3 にならない」のは、言語のせいではありません。コンピューターが、小数を2進数で表すためで、JavaScriptでもPythonでも、同じ結果になります。

    比べ方と、真・偽

    等しいかの比べ方(== と ===)

    JavaScript

    console.log(0 == "0");    // true
    console.log(0 === "0");   // false

    Python

    print(0 == "0")    # False

    JavaScriptの == は、型をそろえてから比べるので、数の 0 と文字の "0" が等しくなります。=== は、型もそろっているかを見ます。ふつうは、=== を使うほうが安全です。Pythonの == は、数と文字を比べても、等しくなりません。

    文字と数のたし算・かけ算

    JavaScript

    console.log("1" + 2);          // 12
    console.log("5" * 2);          // 10
    console.log("ab" * 3);         // NaN
    console.log("ab".repeat(3));   // ababab

    Python

    print("1" + 2)          # エラー(TypeError)
    print("5" * 2)          # 55
    print("ab" * 3)         # ababab

    JavaScriptは、型を自動で変えます。"1" + 2 は文字のつなぎ(12)に、"5" * 2 は数のかけ算(10)になります。Pythonは、自動では変えず、たし算はエラーにします。文字をくり返すのは、Pythonが "ab" * 3、JavaScriptが "ab".repeat(3) です。

    からっぽのリスト・辞書は、「真」か「偽」か

    JavaScript

    console.log([] ? "真" : "偽");   // 真
    console.log({} ? "真" : "偽");   // 真
    console.log("" ? "真" : "偽");   // 偽

    Python

    print("真" if [] else "偽")   # 偽
    print("真" if {} else "偽")   # 偽
    print("真" if "" else "偽")   # 偽

    からっぽのリスト [] と辞書 {} は、Pythonでは「偽」あつかいですが、JavaScriptでは「真」あつかいです。リストがからっぽかを調べるときは、JavaScriptでは arr.length === 0 と書くと、まちがえません。空の文字 "" と 0 は、どちらの言語でも「偽」です。

    中身が同じリストを比べる

    JavaScript

    console.log([1, 2] == [1, 2]);   // false

    Python

    print([1, 2] == [1, 2])   # True

    Pythonは、リストの中身を比べます。JavaScriptの == と === は、「同じもの(同じ配列)か」を比べるので、中身が同じでも false になります。

    リスト(配列)と、辞書(オブジェクト)

    並べ替え

    JavaScript

    const byNum = (a, b) => a - b;
    console.log([10, 9, 1].sort());        // [ 1, 10, 9 ]
    console.log([10, 9, 1].sort(byNum));   // [ 1, 9, 10 ]

    Python

    print(sorted([10, 9, 1]))   # [1, 9, 10]

    JavaScriptの sort() は、何も指定しないと、数を文字として比べるので、"10" が "9" より前になります。数を小さい順にするには、(a, b) => a - b という比べる関数(ここでは byNum)を渡します。また、sort() は、元の配列を並べかえます。Pythonの sorted() は、新しいリストを返します。(list.sort() は、元のリストを並べかえて、None を返します。)

    後ろから数える

    JavaScript

    const items = [10, 20, 30];
    console.log(items[-1]);       // undefined
    console.log(items.at(-1));    // 30

    Python

    items = [10, 20, 30]
    print(items[-1])              # 30

    Pythonは、-1 で「いちばん後ろ」を取り出せます。JavaScriptの [-1] は、そんな番号がないので、undefined になります。いちばん後ろは、at(-1) か、items[items.length - 1] で取り出します。

    ないものを取り出す

    JavaScript

    const items = [10, 20, 30];
    const cat = { name: "たま" };
    console.log(cat.age);     // undefined
    console.log(items[10]);   // undefined

    Python

    items = [10, 20, 30]
    cat = {"name": "たま"}
    print(cat.get("age"))   # None
    print(cat["age"])       # エラー(KeyError)
    print(items[10])        # エラー(IndexError)

    JavaScriptは、ないものを取り出すと、エラーにならず、undefined になります。Pythonは、エラーで止まります。エラーにしたくないときは、辞書は .get() を使います。

    リストの「+」

    JavaScript

    console.log([1, 2] + [3]);           // 1,23
    console.log([...[1, 2], ...[3]]);   // [ 1, 2, 3 ]

    Python

    print([1, 2] + [3])   # [1, 2, 3]

    JavaScriptの + には、配列をつなぐ働きがありません。配列が文字に変えられて、つながってしまい、"1,23" になります。配列をつなぐには、[...a, ...b] か、a.concat(b) を使います。Pythonの + は、リストをつなぎます。

    「入っているか」を調べる in

    JavaScript

    console.log(2 in [10, 20, 30]);             // true
    console.log([10, 20, 30].includes(20));    // true

    Python

    print(2 in [10, 20, 30])    # False
    print(20 in [10, 20, 30])   # True

    JavaScriptの in は、中身ではなく、番号(や名前)があるかを調べます。[10, 20, 30] には、2番(0、1、2番)があるので、true になります。中身を調べるのは、includes です。Pythonの in は、リストの中身を調べます。

    文字と、変数

    文字の数

    JavaScript

    console.log("あいう".length);      // 3
    console.log("😀".length);          // 2
    console.log([..."😀"].length);     // 1

    Python

    print(len("あいう"))   # 3
    print(len("😀"))       # 1

    JavaScriptの length は、「文字の数」ではなく、内部の単位(UTF-16)の数です。絵文字や、一部の難しい漢字は、1文字でも2と数えます。Pythonの len() は、Unicodeの文字(コードポイント)を1つずつ数えるので、この絵文字は1です。ただし、いくつもの絵文字をつないだ記号(家族の絵文字など)は、Pythonでも1にならないことがあります。

    くり返しのあとの変数

    JavaScript

    for (let i = 0; i < 3; i++) {}
    console.log(typeof i);   // undefined

    Python

    for i in range(3):
        pass
    print(i)   # 2

    JavaScriptの let で作った変数は、{ } の中だけで使えます。Pythonは、くり返しが終わっても、変数 i が残ります(最後の値の 2)。

    変換するときの注意

    この上の変換プログラムは、「書き方のちがい」を、自動で書きかえます。たとえば、次のように直ります。

    書き方は、うまく直る

    Python(元)

    for i in range(3):
        print(i)
    name = "たま"
    print(f"{name}さん")
    print(7 // 2)
    print(", ".join(["a", "b"]))
    nums = [1, 2, 3, 4]
    print([x * 2 for x in nums])

    JavaScript(変換後)

    for (let i = 0; i < 3; i++) {
      console.log(i);
    }
    let name = "たま";
    console.log(`${name}さん`);
    console.log(Math.floor(7 / 2));
    console.log(["a", "b"].join(", "));
    let nums = [1, 2, 3, 4];
    console.log(nums.map((x) => x * 2));

    2026年10月28日に、変換プログラムで試した結果です。動かすと、どちらも同じ内容が出ます(リストの表示だけ、かっこの中の空白がちがいます)。

    いっぽう、「動きのちがい」は、書きかえただけでは、同じにならないことがあります。2026年10月28日に試したところ、次の例は、結果が変わるのに、「気をつけるところ」の印は出ませんでした。

    Python → JavaScript

    Python(元)

    print(-7 % 3)          # 2
    print(round(2.5))      # 2
    print([1, 2] + [3])    # [1, 2, 3]

    JavaScript(変換後)

    console.log(-7 % 3);            // -1
    console.log(Math.round(2.5));   // 3
    console.log([1, 2] + [3]);      // 1,23

    JavaScript → Python

    JavaScript(元)

    console.log([10, 9, 1].sort());   // [ 1, 10, 9 ]
    console.log(2 in [10, 20, 30]);   // true

    Python(変換後)

    print(sorted([10, 9, 1]))   # [1, 9, 10]
    print(2 in [10, 20, 30])    # False

    このように、「動きのちがい」は、自動では直せないものがあります。変換のあとは、次のことをおすすめします。

    • 動かして確かめる。変換後のJavaScriptは、変換プログラムの「結果のJSを実行」で、動かせます。Pythonの結果は、パソコンのPythonや、Google Colab(ブラウザで動くPython)で試せます。
    • 同じ入力で、前と後の結果を見くらべる。0、マイナスの数、からっぽのリスト、空の文字、2.5のような小数を入れて、結果が同じかを見ます。
    • 印がついた行は、人の手で直す。「気をつけるところ」に、理由が出ます。
    • ライブラリや、画面の操作は、そのままでは変換できない。pandasなどのライブラリや、ブラウザの画面を操作する document は、相手の言語に同じものがありません。

    よくある質問

    Q. JavaとJavaScriptは、同じものですか。

    A. ちがいます。名前や、書き方の一部が似ているだけで、別の言語です。たとえば、Javaは変数の型を書く必要がありますが、JavaScriptは書かなくてかまいません(MDNの説明)。

    Q. JavaScriptの文の終わりの「;」は、必ず書かないといけませんか。

    A. 書かなくても、決まりにしたがって自動で補われるので、動く場合があります。ただ、思わぬ動きになることがあります。たとえば、return の後ろで改行すると、そこで return が終わってしまい、値が返りません(MDNの説明)。書いておくほうが安全です。Pythonでは、行の終わりに ; は、ふつう書きません。

    Q. Pythonで、字下げにタブとスペースを混ぜてもいいですか。

    A. 混ぜないでください。混ぜると、エラー(TabError)になることがあります。スペース4つにそろえるのが基本です(PEP 8)。

    Q. JavaScriptでは、== と === のどちらを使えばいいですか。

    A. ふつうは、=== が安全です。== は、型をそろえてから比べるので、0 と "0" が等しくなるなど、思わぬ結果になります。MDNでも、ほとんどの場合は、== はおすすめされていない、と書かれています。

    Q. 変換プログラムの結果は、そのまま使えますか。

    A. そのままでは使わず、必ず動かして確かめてください。よく使う書き方は直せますが、「動きのちがい」は、印が出ないまま残ることがあります。

    出典

    この記事は、2026年10月28日に、次の資料を確認し、Node.js 22 と Python 3.13 で動かして書きました。

    最終更新:2026年10月28日

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