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2026年10月28日水曜日

メールアドレスが流出したかもしれないときにやること

[説明]メールアドレスやパスワードが流出したかもしれないときの、調べ方と、やることの順番を、やさしく説明します。[/説明]

「あなたのメールアドレスが流出しました」というニュースや通知を見て、不安になったことはありませんか。流出とは、利用していたサービスが外から不正に入られるなどして、登録していた情報が外に出てしまうことです。サービス側で起きることが多く、利用した人のせいとは限りません。大切なのは、あわてずに、順番に守りを固めることです。

まず知っておきたいこと

流出した情報の種類によって、起こりうることと、急ぐ度合いが変わります。

  • メールアドレスだけ:迷惑メールや、なりすましのメールが増えることがあります。すぐにお金の被害が出るとは限りません。
  • パスワードも:同じパスワードをほかのサービスでも使っていると、そちらに不正にログインされるおそれがあります。いちばん急ぐケースです。
  • 氏名・電話番号・住所も:電話やショートメッセージを使った詐欺に、使われるおそれがあります。
  • クレジットカードの番号なども:カード会社に連絡して、利用の明細を確かめます。

総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」でも、あるサービスから流出した情報を使って、ほかのサービスへの不正ログインを試す手口があることから、パスワードの使い回しを避けるよう勧めています。

流出したかどうかを調べる

サービスからのお知らせを見る

利用しているサービスが流出を発表したときは、公式サイトやアプリのお知らせ、登録しているメールアドレスへの連絡で知らされます。ただし、お知らせを装った偽のメール(フィッシング)も多く出回ります。メールの中のリンクは開かずに、公式のアプリや、自分で保存しておいた公式サイトのアドレスから確かめましょう。

調査サービスで調べる

過去の流出事件に、自分のメールアドレスが入っていないかを調べられるサービスがあります。「Have I Been Pwned」や「XposedOrNot」が知られています。埼玉県警察の資料でも、「Have I Been Pwned」で流出を確かめる方法が挙げられています。ただし、その結果は、判断の参考程度にとどめるように、とされています。

「見つかりませんでした」でも、安全とは言い切れません。調べられるのは、すでに公開されたり、確認されたりした流出だけです。まだ知られていない流出もあります。
このブログの「メールアドレスの流出調査」でも、XposedOrNot を使って調べられます。調べるのは、自分のメールアドレスだけにしてください。

流出が分かったとき、疑わしいときの手順

まず、今日のうちに

  1. 流出したサービスのパスワードを変える。サービスの公式の画面から変えます。メールの中のリンクから変えるのは避けます。
  2. 同じパスワードを使っているサービスも、すべて変える。まず、メール、銀行や証券、ショッピング、SNS から行います。これからは、サービスごとに別のパスワードにします。
  3. 2段階認証をオンにする。パスワードのほかに、スマホなどで、もう一度本人かどうかを確かめる仕組みです。パスワードが知られても、すぐには入られにくくなります。

続けて確認すること

  1. メールの設定を点検する。勝手な転送設定が入っていないか、メールの末尾の署名に、見覚えのないリンクやアドレスがないかを見ます。警察の資料でも、転送設定や署名の確認が、手順に入っています。あわせて、メールを自動で振り分けたり消したりする「フィルタ」の設定も、見ておくと安心です。
  2. ログインの記録を見る。多くのメールサービスには、最近のログインの記録や、ログインしている機器の一覧があります。知らない機器があれば、ログアウトさせます。
  3. カードや口座の情報が出たときは、カード会社や銀行に連絡する。利用の明細を見て、身に覚えのない利用がないかを確かめます。
  4. よく連絡する人に知らせる。メールを乗っ取られた疑いがあるときは、不審なメールやリンクに注意してほしいと、連絡先の人に伝えます。警察の資料でも、登録している連絡先への連絡が、手順に入っています。
  5. パソコンやスマホのウイルスチェックをする。ウイルスが見つかったときは、取りのぞいたあとに、もう一度パスワードを変えます。
身に覚えのない請求や、アカウントの乗っ取りなどの被害にあったかもしれないときは、警察に相談できます。警察庁のサイバー事案の相談窓口に、都道府県警察の窓口や、オンラインの窓口がまとめられています。技術的な相談は、IPAの情報セキュリティ安心相談窓口も使えます。お金や契約のトラブルは、消費生活センターや、消費者ホットライン188が窓口です。

流出のあとに気をつけること

  • 知らない人からのメールのリンクや、添付ファイルは開かない。
  • 「アカウントが停止されます」「今すぐ確認を」と、あわてさせるメールは、偽物の可能性があります。公式のアプリや公式サイトから、自分で確かめます。
  • 電話番号が流出したときは、知らない番号からの電話やショートメッセージに注意します。お金のこと、パスワード、認証コードをたずねる連絡には、答えません。
  • 身に覚えのないログインの通知や、請求の通知が来たら、すぐに確認して、パスワードを変えます。
  • 流出から時間がたってから、悪用されることもあります。しばらくは、ようすを見ておきます。

被害を小さくする、ふだんの習慣

  • パスワードは、サービスごとに別にする。(「安全なパスワードの作り方と管理のコツ」の記事で、くわしく説明します。)
  • パスワード管理ツールを使う。スマホやブラウザに入っている標準の機能でも使えます。
  • 大事なサービスは、2段階認証にする。メール、銀行、SNS から始めます。
  • 用途ごとに、メールアドレスを分ける。買い物や、お試しの登録に使うアドレスと、大事な連絡に使うアドレスを分けておくと、流出の影響を小さくできます。
  • 使わなくなったサービスは、退会する。登録したままだと、そのサービスから流出するおそれが残ります。
  • ソフトやアプリを、新しい状態にしておく。

よくある質問

Q. メールアドレスが流出したら、アドレスを変えないといけませんか。

A. かならず変える必要はありません。パスワードを変えて、使い回しをやめ、2段階認証をオンにすれば、守りを固められます。迷惑メールがとても多くなったときは、新しいアドレスを作って、大事なサービスから順に切りかえる方法もあります。

Q. 昔のサービスのパスワードは、もう使っていません。変えなくていいですか。

A. そのパスワードを、ほかのサービスでも使っていたなら、そちらを変えてください。使い回しがなく、サービスも退会しているなら、急ぐ必要は小さくなります。

Q. 流出のお知らせメールが届きました。本物か分かりません。

A. メールの中のリンクや電話番号は、使わないでください。公式サイトやアプリを、自分で開いて、お知らせが出ているかを確かめます。

Q. 定期的にパスワードを変えたほうがいいですか。

A. 総務省の資料では、流出などの事実がなければ、定期的に変える必要はないとされています。そのかわり、サービスごとに別のパスワードにします。流出が分かったときは、すぐに変えます。

出典

この記事は、2026年10月28日に、次の資料を確認して書きました。

この記事は、一般的な情報です。個別の被害については、上の相談窓口にご相談ください。 最終更新:2026年10月28日

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